勉強する

【現役医師が解説!】どうやったらなれる?スポーツドクターになるためには。

めぷる

地球上の皆様、こんにちは。めぷるです🍁

好きなyoutuberはKEMIOと仲里依紗さんです!

さてさて、今回は現在研修医2年のわたしがスポーツドクターになるための情報をご紹介したいと思います。

スポーツドクターは昔からの夢でして、たくさん調べているんですけども、

実際にスポーツドクターになるにはどうすればいいの?

整形外科じゃないとだめなの?

何科でもなれるの?

研修医でもなれる?

などの情報が意外にも少なくて困ってしまいました…

そこで、実際にスポーツドクターを目指しているわたしが、分かりやすくその方法をまとめていきたいと思います!!!

この記事はまず、医師免許を取得することを大前提として話を進めていきたいと思います。

結論

スポーツドクターには3つある

①日本医師会認定健康スポーツ医何科でも取得可、研修医でも取得可)

②日本整形外科学会認定スポーツ医整形外科専門医のみ取得可)

③日本スポーツ協会公認スポーツドクター何科でも取得可、医師免許取得後4年以降で取得可)

スポーツドクターの資格

まず、現在日本ではスポーツや運動に関連する医師の制度は、

①日本医師会認定健康スポーツ医

②日本整形外科学会認定スポーツ医

③日本スポーツ協会公認スポーツドクター

という3種類があります。

「健康スポーツ医」は、これら3つの制度の中では最も新しく、1991年(平成3年)より制定されています。

それぞれ日本医師会、日本整形外科学会、日本スポーツ協会の各団体が研修を行い認定しています。

へー、それぞれの資格によって、認定するところが違うんだ!!

では、それぞれどのようにちがうのでしょうか?

それぞれのスポーツドクターの特徴

①日本医師会認定健康スポーツ医

日常診療や学校医・産業医として運動指導・運動療法を行います。

また、自治体と協力して地域の健康増進事業やスポーツ大会での救護活動などを行う医師です。

若手の医師で、スポーツドクターを目指すならば、まずこの資格を取得することになると思います!!

研修医でも医師免許さえあれば取得が可能だからです。

②日本整形外科学会認定スポーツ医

整形外科的な知識や技量に基づいた運動の指導を行います。

運動による外傷・障害の予防や治療を行う医師です。

この資格は、整形外科専門医でないと取ることができませんので、とるためには専門医が必須となります。

取得方法や条件、必要資格については、後ほどご説明致します。

③日本スポーツ協会公認スポーツドクター

都道府県大会や国体、オリンピックなどに出場する運動選手(アスリート)を主な対象としています。

運動による外傷や障害の予防・治療を行う医師です。

国体やオリンピックなどの大会での活動や、スポーツチームの帯同ドクターを目指すならば、この資格がないとできないことが多いようです。

将来、オリンピックの帯同ドクターなどを目指すならば、この資格は必須です!!

この資格は、加盟団体からの推薦が必要となり、取得のハードルがぐっと上がります。

ほほー、何となく、違いはわかった!

では具体的には、どうすればいいの?

受講条件や、必要な資格はあるの?

スポーツドクターになるためには

①日本医師会認定健康スポーツ医

日本医師会認定健康スポーツ医

・受講条件▶︎医師なら誰でも可(研修医でも可)

・必要資格▶︎健康スポーツ医学講習会(前期・後期)を終了

・②、③の資格を持っている場合は講習会免除

講習会を受講し、申請をするだけで取得が可能です。

日本医師会のホームページをチェックして、申し込む必要があります。

👉日本医師会

令和3年は1000人限定でしたので、細かにチェックする必要がありそうです。

令和2年はコロナの影響で延期となりましたが、令和3年はWEB開催で、

前期11/6(9:30〜17:50)、11/7(9:30〜16:40)、

後期11/27(9:30〜16:40)、11/28(9:30〜16:40)で開催されています。

わたしは研修医2年で、今回の健康スポーツ医の講習に参加しました。

今回の申し込み開始は9/10朝9:30でした。わたしはその1週間後くらいに申し込みしましたが、空きはある状況でした。

費用は(日医会員)前期・後期各12,000円(税込)(日医非会員)前期・後期各18,000円(税込)となっております。

ウェブの各講義が終わるごとに、視聴終了のボタンを押すことが必須です。

(ただ映像だけ流していれば、受講になるわけではないことに注意!1時間ごとにボタンを押す必要がある。)

1日が終わると、テストがありますが、その期限は1週間という猶予がありました。

WEBとはいえ、土日が丸々2回潰れますので、

時間のある研修医での取得をぜひともおすすめしたいと思います。

また、この資格を取っておくと、②、③の資格を取得する際に基礎科目が免除となるので、そのことを考慮しても取っておくのがいいと思います!

②日本整形外科学会認定スポーツ医

日本整形外科学会認定スポーツ医

・受講条件▶︎整形外科専門医

・必要資格▶︎総論(25単位)各論(16単位)を終了

・①、③の資格を持っている場合は総論は免除

リンク 日本整形外科学会認定スポーツ医

もしかすると、③の日本スポーツ協会公認スポーツドクターよりも取得が遅くなる可能性は十分にあります。なぜならば、こちらの資格は、整形外科専門医を取得した人のみが取得できる資格だからです。

公式のホームページに、こちらの方が先に説明書きされてましたので、こちらを先に説明させて頂きました。

③日本スポーツ協会公認スポーツドクター

日本スポーツ協会公認スポーツドクター

・受講条件▶︎医師免許取得後4年を経過しており、各都道府県もしくは加盟団体より推薦を受けて、日本体育協会が認めた者

・必要資格▶︎基礎科目(25単位)応用(27単位)を終了

・①の資格を持っている場合は基礎科目は免除

リンク 日本スポーツ協会公認スポーツドクター

この資格を取るには、各都道府県の体育協会もしくはその加盟団体からの推薦が必要となり、ハードルがぐっと上がります。

都道府県からの推薦は毎年1人から2人とのことで、先輩医師が順番待ちをしているという状況があるようです。各都道府県からの推薦をもらっての応募は、取得できる年次が遅くなってしまう可能性があるようです。

早く取得したい場合には、加盟団体からなら推薦をもらうのがスムーズです!

しかし、その加盟団体で、スポーツドクターの仕事をしている必要があります。

わたしの知り合いの外科の先生は、自ら社会人野球のエースとして活躍しており、スポーツドクターにならないかとのオファーがきたというお話をしていました!⚾️

結論

スポーツドクターには3つある

①日本医師会認定健康スポーツ医何科でも取得可、研修医でも取得可)

②日本整形外科学会認定スポーツ医整形外科専門医のみ取得可)

③日本スポーツ協会公認スポーツドクター何科でも取得可、医師免許取得後4年以降で取得可)

最後に結論です!!

まずは、健康スポーツ医から目指してみましょう。

適宜、自分の経験を元に書き足していきたいと思います。

以上、めぷるでした🍁